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“むし”に関する資料のご案内
2017/05更新(中央図書館所蔵資料)
節足動物は、動物全体の種類の4分の3あまり、80万種以上を占める大きなグループで、昆虫・クモ・エビ・カニ・ヤスデ・ムカデなどが含まれます。ここでは、エビやカニなどの水中で生活する仲間を除いた一般に『むし』と呼ばれる動物について調べる時に役立つ資料を紹介します。ここで紹介した資料は大人向けの本ですが児童書にも充実した内容の本があるので参考にしてください。
むし全般
『日本大百科全書』全26巻 | 小学館 1994 【R031ニ1~26】 |
日本の歴史・風土・芸術・思想などのあらゆる伝統的教養に関する項目をのせた百科事典。1~24巻は項目の五十音順。項目の末尾に参考文献、参考図書があり関連項目、参照項目も記載されている。25巻は索引、26巻は補巻(1984~1996年の動きを経年的に総覧できる。) |
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『学研ハイベスト教科事典 動物の世界』 | 学研 2001 【R480カ】 <472p> |
中学校・高等学校の学習に役立つように作られている。動物のすみか・食性・体のつくり、行動、増え方と育ち方、仲間分けなどのテーマごとに記述されている。 |
『動植物・ペット・園芸レファレンスブック』 | 日外アソシエーツ 2011 【R460.3ト】 <8,458p> |
1990~2010年に刊行された動物・植物・ペット・園芸に関する事典、図鑑、法令集などの参考図書2,832点を収録。書名に昆虫は含まれていないが動物の中に昆虫の項目がある。 |
『昆虫レファレンス事典』 | 日外アソシエーツ 2005・2011 【R486コ1・2】 <11,1468/11,805p> |
昆虫やムカデなどがどの図鑑、百科事典にどのような見出しで載っているかを調べられる本。 1は41種の図鑑や百科事典の見出し延べ57,382件の索引で25,916種類の昆虫を収録している。 2は2005年以降に刊行された図鑑と1に収録されていない図鑑46種から見出し延べ19,880件の索引で14,429種をを収録している。 |
『原色昆虫大図鑑』 | 北隆館 2007・2008 【R486ケ1~3】 <総ページ1640p> |
1.蝶蛾編 2.甲虫編 3.トンボ目、バッタ目、ハエ目など の全3巻。 蝶蛾編は種名を同定するためほぼ原寸大の写真を使用しており雌雄の区別点、分布などの記述がある。甲虫編の掲載種数は約4,000だが、日本産の甲虫は1988年に9,131種が知られており更に毎年120~170種が加えられているので本図鑑の図版のみでの種の同定は難しく近似種との比較が必要となる。3巻はチョウ目コウチュウ目を除いた約3,200種を掲載している。微小昆虫など写真ではわかりづらいものは描画。 |
『難読誤読昆虫名漢字よみかた辞典』 | 日外アソシエーツ 2016 【R486ナ】 <17,105p> |
小灰蝶(シジミチョウ)、椿象(カメムシ)、歩行虫(オサムシ)といった難読、誤読しやすい昆虫名を調べられる辞典。昆虫名467件と見出しの漢字表記を含む逆引き1,534件を収録している。見返しに部首索引がある。 |
『世界大博物図鑑1 蟲類』 | 平凡社 1997 【R480.3ア1】 <569p> |
記述内容は、名の由来、博物誌、神話・伝説、民話・伝承、ことわざ・成句、天気・予知、星座、文学と幅広い。一般的な種の解説はない。収載されている図版約1,000点は18~19世紀ヨーロッパで製作された黄金期の傑作博物画で非常に美しい。 |
むし各種
『日本産セミ科図鑑』 | 誠文堂新光社 2015 【R486.5ニ】 <221p> |
セミの分類・生態・分布などの解説と変異を含む標本写真、生息環境も表す生態写真で構成されている。巻末には、標本作成、生態写真作成、鳴き声録音の方法の詳しい説明がある。 |
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『世界甲虫大図鑑』 | 東京書籍 2016 【R486.6セ】 <655p> |
甲虫は世界で約40万種が知られており、カブトムシやクワガタなど大きくて立派な昆虫が有名だが、1㎝以下のちいさな種が大部分を占めている。この本では600種を取り上げ写真と共に特徴、分布などを紹介している。また、実物大の写真も載せているので実体をイメージしやすくなっている。 |
『図鑑世界で最も美しい蝶は何か』 | 草思社 2011 【R486.8ウ】 <134p> |
世界にはおよそ18,000種の蝶がいると言われている。その中で世界3大美蝶(ミイロタテハ、モルフォチョウ、トリバネアゲハ)をはじめキシタアゲハ、カラスアゲハなど翅の柄が美しい蝶を集め、標本写真200枚、生態写真100枚を収録している。和名、学名、生息地、開張の長さがわかる。 |
『日本産アリ類図鑑』 | 朝倉書店 2014 【R486.7ニ】 <48,8,278p>> |
アリは自然林から都市の公園や道端にいたるまで様々な環境で生息している。2013年1月の段階で世界中では12,908種が報告されており、日本では296種が見つかっている。その中で日本産アリ295種について前半にカラーの標本写真と生態写真を掲載し、後半でそれぞれの分類、生態、分布、研究法、飼育法などを解説している。 |
『日本産有剣ハチ類図鑑』 | 東海大学出版部 2016 【R486.7ニ1,2】 〈36,735p〉 |
日本産の有剣類の中のアリ類とハナバチ類を除く全種(847種)を収録。515種1000個体を超える標本写真を掲載するほか、全グループで種までの検索表がある。各種の基本形態や生態、分布を解説している。 |
『日本産クモ類』 | 東海大学出版会 2009 【R485.7オ】 <738p> |
日本で記録されている全クモ類1,496種を網羅した図鑑。写真は約400種掲載。体長、外観、分布、雌雄の生殖器の形態、異名等を図と写真を交えて解説している。 |
その他
『庭のイモムシ・ケムシ』 | 東京堂出版 2011 【R486.8カ】 <134p> |
住宅地の庭や家庭菜園といったごく身近な場所で比較的よく見られるイモムシ・ケムシ138種を紹介。生態写真、分布、化性に加えて、形態や習性、生息環境などの特徴を解説している。食樹・食草についての記述もある。 |
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『生活害虫の事典』 | 朝倉書店 2003 【R486セ】 <352p> |
生活害虫についてその形態、生態、被害、防除などを豊富な写真を用いて解説。衣類、書物、食品、住宅、衛生の分野毎に収録している。 |
『天敵活用大事典』 | 農山漁村文化協会 2016 【R615.8テ】 <一冊> |
日本の農業害虫の天敵について、昆虫・ダニ・クモを中心に、カエルやセンチュウなど280余種を網羅各種の生態と活用法を解説。同定に役立つ1,000点以上の口絵写真、野菜・果樹11品目20地域のし、天敵活用事例も収録している。 |