図書館員のおすすめ詳細

分解する 分解する
リディア・デイヴィス/著 岸本 佐知子/訳
作品社
2016年発行  ISBN 978-4-86182-582-8
リディア・デイヴィスのデビュー短編集。さまざまな文体の34の短編が並ぶ。なかでも傑出なのが表題作の「分解する」。一人の男が紙の前に座っている。彼は別れた女性のことを思い出しながら、彼女によってもたらされた感情を分子に、彼女に費やしたお金を分母として、経費の単価を計算しようとする。喜ばしい記憶をプラスに、つらかった記憶をマイナスとして、まるで自分に言い聞かせるように思い出を清算しようとする。男のユーモラスかつ痛ましさがひしひしと伝わってくる一編。
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不自由な自由 自由な不自由 不自由な自由 自由な不自由 チェコとスロヴァキアのグラフィック・デザイン
増田 幸弘/著
六耀社
2017年発行  ISBN 978-4-89737-881-7
チェコやスロヴァキアでデザインやアートに関わる人々のインタヴュー集。取材されている人々のなかには、社会主義時代のチェコスロヴァキアを経験した方々がいます。
表現が規制されていた時代には何とか制限をかいくぐろうと、さまざまな工夫や暗喩がこらされ、芸術に深みや豊かさがあったが、なんでも自由に表現できるはずの現代には、逆に皆が同じようなものしか創っていないと嘆くインタヴューがあり、それが本書のタイトルにもなっています。
また、カラフルな絵本で日本でも人気のクヴィエタ・パツォウスカーさんのインタヴューも掲載されています。
本の表紙の不思議なデザインは、裏表紙を見ると分かるような仕掛けになっています。ぜひ、お手にとって確かめてみてください。
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ロボット ロボット―それは人類の敵か、味方か 日本復活のカギを握る、ロボティクスのすべて
中嶋 秀朗/著
ダイヤモンド社
2018年発行  ISBN 978-4-478-10365-4
昨今、「将来的にはロボットやAIに仕事が奪われてしまう」なんて話をよく耳にするようになりましたが、果たして本当なのでしょうか?そんな疑問に、ロボット工学の専門家である著者が答える一冊です。日本において、ロボットがどのように人の生活や仕事に関わってきたのか。その変遷を実際のロボットの写真や技術の紹介と共に解説し、その先の未来に繋がる「ロボットと人が融合する」次世代のロボット像を考察します。空想や創作の中だけではない、リアルなロボットの未来をこの本を通じて覗いてみてください。
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